| 新聞あのね99号 2007年(平成19年)7月発行 1.縮めたい衆選投票率との開き 7月29日投票の第21回参議院選挙を前にして 2.一人暮らしも結構忙しいもんだ!! 森林公園駅前マンションに住む根津さんと石田さん 3.熱と煙の二つの感知器が必要 来年5月末まで設置義務の住宅用火災報知器 4.中高生引率の空沼岳登山盛況 北海道山の道を考える会が実施 ★・・・縮めたい衆選投票率との開き・・★ 7月29日投票の第21回参議院選挙を前にして 年金制度や憲法改正問題を提起している第21回参議院選挙を迎え、当新聞配布地域の投票所5ヶ所での衆参過去3回づつの投票率を検証しながら、私達地域から見た参議院選挙とは何なのか探ってみた。 ![]() 選挙区選挙結果をもとに平成10年からの衆参両議3回づつの投票率を見た。たまたま1、2年おきに衆参の選挙が交互に行われていることから、その比較が左表のとおりに見られる。 厚別全体で見ると、10年の参議では63%に対して12年に行われた衆議は66%、同じく13年の参議は63%に対し次の衆議は64%、16年の参議は64%に対して次の17年の衆議が74%となっている。 いづれも衆議院が高い投票率を示し、参議院のそれは総じて低い。 平成17年に行われた衆議院選挙で80%を超える高い投票率を記録した厚別北小投票所でさえ参議選となると10年、13年のいずれもが70%をきる投票率となる。 衆参とでは10%以上の開きがどこの投票所でも共通して見られる。なぜこうも参議院への関心が低いのか。 「衆議院の場合には選挙のたびにおおむね同じ顔ぶれが登場するけど、参議の場合には3年ごとの選挙といっても、一人の議員の任期は6年。名前と顔に親しみがわかないまま選挙を迎えてるので、今ひとつピンとこないのでは」と分析する人も。 少子高齢化、年金、教育問題など、長い視点にたって、ゆっくりじっくり論議する場として、その中心的な役割を演じる重要な機関でもある参議院。 「これまでたまたま厚別北に在住し、まさに良識の人として慕われた大物参議員がいたので、それなりに参議院というものに親しみを感じていた。その方がいなくなったのでまた参議員は遠のいた」という声もある。 しかし良識の府を保つためにも、ぜひ高い関心をもって投票所に足を運びたいものだ。 ☆…一人暮らしも結構忙しいもんだ!! 森林公園駅前マンションに住む根津さんと石田さん “一人暮らし”何となく暗くて侘びしい、そんなイメージがつきものだ。が、しかし、ここに登場する根津正子さん(82才:写真左)と石田静恵さん(77才)には、そんなイメージが、全くない。むしろ明るく活発で、そして何より気丈夫だ。森林公園の駅前マンションに住む二人に日々の暮らしをおしゃべりしていただいた。 ![]() 益々元気になる これって不思議ね 「とにかくねぇ、毎日が忙しいの。旭川の女学校時代の友達からクラス会だの同期会だのと声が掛かり、そんなのに振り回され、あわただしく日々が過ぎていくんだよ」と根津さん。 大正14年の美瑛町生まれというから既に80代を越してるが若い。平成4年に公務員のご主人を亡くし、以来15年間一人暮らしとなる。 「そうだね、一人暮らしになってからは周りの人に迷惑を掛けたくない、娘には娘の生活があるんだから甘えたくない、そんなこと考えて暮らしているとだんだん元気になるんだよね、不思議だね」と笑いながら語る根津さん、その笑顔が可愛い。 毎日の買い物は歩いて数分の駅前のスーパーに出向く。「米だって5キロ10キロは自分の愛用のリュックに背負って買ってきますよ。自分の食べるものは自分で買って、自分で運び持つ、当然だね。だから、ますます元気になってしまうんだね」とまた笑う。 食べ物は北海道産 やはり地産地消よ 「私もどちらかというと古い友達との付き合いが長いの。広島出身の夫が函館の学校を卒業したんだけど、その頃からの夫の友人達と家族的な付き合いが今なお続いているの」と石田さん。年代も近いから心も癒されるらしい。 初山別村の漁師の娘として生まれた石田さん、ご主人を亡くしたのが平成15年というから、一人暮らしはまだまだ日が浅い。 「でもね、共稼ぎしている娘夫婦を週一度招いて夕食をご馳走してるんですよ。帰りには、子供に持っていきなとお土産まで持たせる。あとで電話が来るの、おばあちゃん美味しかったよって、それが励みといえば励みかしらね」。 北海道の一次産業の娘に生まれただけあって「食べ物は絶対日本のもの、出来る限り北海道産のものにしてるのよ。やっぱり大切なことは地産地消よねぁ」と。外国産は一切口にしないらしい。 マンション住民とは なぜか没交渉 二人に共通していることは、どうしても同世代の人との付き合いに重きを置いていることだ。だから比較的若いマンションの住民との付き合いはややもすると疎くなる。残念ながら町内会にも老人クラブにも入っていない。 「遠くの親戚より近くの他人なんだから、本当はマンションの方々ともっともっと仲良くお付き合いをしたいんだけど、どういうわけかあまり立ち入ってのお付き合いがないのよね」と根津さん。転勤などによる転出転入が激しいことも大きな理由にあげられる。 同マンションの場合、ほとんどが両側二世帯の間に1個のエレベーターがついているので8階建ての場合には16世帯が同じエレベーターを使用している。 せめて同じ出入り口の世帯とのお付き合いはあるでしょうと伺うと「不思議と顔をあわせる機会が少ないんです。名前を覚えた頃に居なくなる、その繰り返しなんで、とてもお茶を飲みましょうなんてありえないんですね」と石田さん。 「でもお隣りの方が地震があった時など電話くれるんで、とてもありがたいです」と隣人への感謝も忘れない。 働かずして食べれる 遺してくれた夫に感謝 お二人とも豪華なマンション住まいだけに管理費をはじめ住居費や毎日の食費さらにお孫さんへのお小遣いなどとなると生活費に不安はないですかと質す。 「お蔭様で働かなくても一人で暮らす分には、ぜいたくしない限りは充分な遺族年金をいただいていますので、これは夫へ感謝、さらに社会の皆さんに感謝です」と根津さんも石田さんも口をそろえる。根津さんも石田さんもご主人は公務員だっただけに年金の受給額に不足はないようだ。 夕暮れ時に漂う わびしさ寂しさ では一人住まいでの不安、わびしさ、寂しさといったものはないのか伺うと、、、。 「もう一人になって大分なるから、この暮らしに慣れっこになっちゃったね」と根津さんは笑いながら語る。 「娘が近くにいるのでなんかあると車で飛んできますのでその点は安心です。ただ不安と言えばマンション暮らしだからグラグラッとくるのが一番怖いね。どうしたらいいんだろう、どこに逃げればいいんだろう、考えただけでも不安は高まりますよ」と根津さん。 災害に対する不安が一番大きいようだ。 ご主人を亡くしてまだ4年の石田さん、「夕暮れ時に、マンションの周りに人の気配が感じなくなり、何の音も聞こえない時など、その静けさに無性に寂しいさ、わびしさを感じるわ。やりきれなくなりますよ」とまだ孤独感におちいる事も否めないらしい。 ★・・熱と煙の二つの感知器が必要・・・★ 来年5月31日まで設置義務の住宅用火災報知器 札幌市は来年5月31日までに各家庭内に火災報知器の取り付けを義務化する。とは言え「それって何のこと?」という中で、地元の電気屋さんにその主旨と報知器の取り付け方法、価格などを伺った。 2011年7月24日まで現行のアナログからデジタル対応のテレビに切り替えなければならない。国が決めたのだ。 「テレビの場合、周波数の問題で、ちょっと分かりにくいけど、今回のこの住宅用火災報知器の設置は、義務付けられたから仕方なくというのではなく、やはり自分の身は自分で守るという観点から設置したほうが安全で安心ではないでしょうか」と語るのは厚別北2条2丁目のさかうえデンキ厚別店の井上店長。 では、来年の5月31日までに設置しなければならない火災報知器とは、具体的にどこに何を設置するのか、そのためにはどのくらい費用がかかるのか、井上店長に伺った。 それによるとまづ報知器には熱感知器と煙感知器の二つがあって、通常の設置例では火災原因の火元でもある台所の天井に「熱感知器」を、次に火災が発生し煙となって伝わる寝室の天井に「煙感知器」をそれぞれ設置しなければならない。平屋建て又は二階に寝室のない住宅では最低この二つが必要となる。さらに二階に寝室を設けている住宅では、階段にひとつ、さらに寝室ごとに煙感知器を設置するように義務付けられているもの。 この熱や煙を感知する火災報知器は各メーカーや販売店によって数千円から数万円とまちまち。さらに法律の義務化を悪用して不良品を高価格で訪問販売するという事例も起きていることから厚別消防署では「常日頃からお付き合いのある信頼できる電気屋さんに設置してもらうのが一番」と語る。 そのため厚別北の森林公園町内会ではこの火災報知器の件では、さかうえデンキ厚別店への相談を推奨する回覧を廻している。 現在さかうえデンキ店が標準商品として取り扱っているのはN製品の報知器で、設置料込みで熱感知器が5,200円、煙感知器が5,500円となっている。 ★・・・中高生引率の空沼岳登山盛況・・・★ 北海道山の道を考える会が実施 ![]() 笹刈りや山のごみ拾いなど登山道の整備にあたっている「北海道山の道を考える会」(代表小笠原実孝さん)では6月30日から翌日に掛けて、万計山荘泊りの空沼岳引率登山を行い、招いた中高生など16名から「登山って厳しいけど、とても面白かった」と喜ばれていました。 中高生は皆、普通の運動靴での登山だけに、滑って転倒したり、木の枝に頭をぶつけたり、虫の大群に襲われたりで難儀していたようだが、赤々と燃えるまきストーブを囲みながらほの暗いランプの山小屋で一夜を楽しんでいた。 厚別北からもあのね友の会の会員や住民4名が、引率ボランティアとして協力していました。 前号 トップ |